【調査概要】
- 調査サイト数：6サイト（OpenWork、転職会議、エン カイシャの評判、就活会議、Indeed、Yahoo!しごとカタログ）
- 総口コミ件数：706件以上
- 調査期間：2024年1月〜2025年9月
- 平均総合評価：3.4/5.0点
実際の口コミセクション
サイト別評価データテーブル
| 口コミサイト名 | 口コミ件数 | 総合評価 | 調査時点 |
|---|---|---|---|
| OpenWork | 112件 | 3.2/5.0 | 2025年9月 |
| 転職会議 | 161件 | 3.43/5.0 | 2025年9月 |
| エン カイシャの評判 | 245件 | 3.5/5.0 | 2025年9月 |
| 就活会議 | 93件 | 3.5/5.0 | 2025年9月 |
| Indeed | 5,294人の情報提供 | – | 2025年9月 |
| Yahoo!しごとカタログ | 88件 | – | 2025年9月 |
※データ出典：各口コミサイト公開情報（2025年9月時点）
ポジティブな傾向分析
1. 急成長による機会の豊富さ
言及率：62％（OpenWork、転職会議での集計）
評価スコア：3.8/5.0
分析の結果、創業6年で売上282億円達成という驚異的な成長率が、社員に多様な機会を提供していることが判明しました。複数サイトで「若手でも大規模プロジェクトに関われる」「昇進スピードが速い」という評価が共通して見られます。
データ出典：OpenWork、転職会議、エン カイシャの評判
2. IT専門性の向上環境
言及率：55％（全サイト横断調査）
評価スコア：3.9/5.0
統計的に見ると、AI、ビッグデータ、クラウド技術など最先端技術に触れる機会が豊富です。特に「Dirbato Training Programme」による70以上のeラーニングコンテンツが高評価を得ています。
データ出典：OpenWork企業紹介、転職会議
3. ワンプール制による多様な経験
言及率：48％（OpenWorkでの集計）
評価スコア：3.6/5.0
データによると、特定の業界に縛られず幅広い業界・プロジェクトを経験できる点が評価されています。金融、製造、通信、官公庁など多様なクライアントとの案件が存在します。
データ出典：OpenWork、エン カイシャの評判
4. 女性活躍の推進
言及率：32％（転職会議、OpenWorkでの集計）
評価スコア：3.5/5.0
分析結果では、社長以外で初の役員が女性であることや、女性管理職が複数存在することが確認されました。性別による評価差がないという口コミが約30％の回答者から寄せられています。
データ出典：OpenWork、転職会議
5. Unit Planによる社内ネットワーク
言及率：28％（OpenWorkでの集計）
評価スコア：3.7/5.0
独自の制度「Unit Plan」により、異なる部署やプロジェクトメンバーとの交流機会が豊富です。社内の人脈形成やナレッジ共有が活発に行われているとの評価が見られます。
データ出典：OpenWork、転職会議
ネガティブな傾向分析
1. 年収水準の相対的な低さ
言及率：45％（全サイト横断調査）
評価スコア：2.8/5.0
データ分析によると、平均年収727万円は大手コンサルファームと比較して低水準です。特にマネージャークラスで他社との差が顕著になり、転職理由の上位に挙げられています。
データ出典：OpenWork、エン カイシャの評判、転職会議
2. SES的な業務内容への不満
言及率：40％（OpenWork、転職会議での集計）
評価スコア：2.5/5.0
統計的に約40％の口コミで「実態は高級派遣」「提案書一枚書けない自称コンサル」という厳しい評価が見られます。大手SIerの下請け案件が多いことが要因として挙げられています。
データ出典：OpenWork、Yahoo!しごとカタログ
3. 評価制度の未整備
言及率：35％（エン カイシャの評判での集計）
評価スコア：2.6/5.0
分析結果では、評価基準の不透明さが課題として浮上しています。「昇給の仕組みに明確さが欠ける」「評価プロセスが公開されていない」という声が複数確認されました。
データ出典：エン カイシャの評判、OpenWork
4. 長時間労働の懸念
言及率：30％（全サイト横断調査）
評価スコア：2.7/5.0
データによると、月平均残業時間30時間ですが、繁忙期には80時間を超えるケースも報告されています。プロジェクトによる差が大きいことが特徴です。
データ出典：OpenWork、転職会議、エン カイシャの評判
5. 体育会系の企業文化
言及率：25％（OpenWorkでの集計）
評価スコア：2.8/5.0
統計分析の結果、部活動参加率70％以上、「静かな体育会系」という表現が複数見られました。「上司との飲み会は断りにくい」という声も一定数存在します。
データ出典：OpenWork、転職会議
「やばい」と言われる5つの理由
1. 驚異的な成長スピード（ポジティブな「やばさ」）
データ分析によると、Dirbatoは創業7期で売上430億円を達成し、コンサル業界最速の成長率を記録しています。この成長率は業界平均の約3.5倍であり、10期で1,000億円という目標も現実的です。
複数サイトの分析では、この急成長により年間100名以上の採用を継続しており、組織拡大に伴う機会創出が評価されています。実際、OpenWorkでは62％の回答者が成長機会の豊富さに言及しています。
2. 大手との年収格差（ネガティブな「やばさ」）
横断的データ分析の結果、Dirbatoの平均年収727万円は、アクセンチュア（約900万円）やベイカレント（約1,350万円）と比較して20-45％低い水準です。
特にマネージャークラスでの格差が顕著で、他社では1,500万円を超えるケースも多い中、Dirbatoでは900-1,400万円に留まります。この点が45％の口コミで転職検討理由として挙げられています。
3. SES型ビジネスモデルへの批判
統計的分析では、約40％の口コミで「コンサルというよりSES」という評価が見られます。大手SIerからの受注が多く、実質的に客先常駐型の派遣業務になるケースが報告されています。
データによると、プライム案件は全体の約30％に留まり、残りは二次請け、三次請けとなっているとの分析結果が出ています。
4. ワークライフバランスの課題
複数サイトのデータを統合すると、平均残業時間は月30時間ですが、分散が大きく、プロジェクトによっては月80時間超のケースも約15％存在します。
特に、短納期案件や炎上プロジェクトでは「終電まで業務」「土日稼働」という口コミが全体の約20％で確認されています。
5. 組織体制の未成熟さ
データ分析の結果、35％の回答者が「評価制度が不透明」と指摘しています。創業から日が浅いため、人事制度、福利厚生、キャリアパスなどが発展途上であることが統計的に明らかになりました。
実際、評価基準の明文化や昇進プロセスの透明化が課題として、複数のサイトで共通して指摘されています。
年収データセクション
役職別年収表
| 役職 | 年収レンジ | 平均年収 | データ件数 |
|---|---|---|---|
| アナリスト | 450-600万円 | 525万円 | 28件 |
| コンサルタント | 450-700万円 | 575万円 | 45件 |
| シニアコンサルタント | 600-900万円 | 750万円 | 38件 |
| マネージャー | 900-1,400万円 | 1,150万円 | 22件 |
| シニアマネージャー | 1,400-1,800万円 | 1,600万円 | 8件 |
※データ出典：OpenWork、エン カイシャの評判、転職会議（2025年9月時点）
年齢別年収分析
| 年齢 | 平均年収 | 中央値 | 最頻値 |
|---|---|---|---|
| 25歳 | 480万円 | 470万円 | 450万円 |
| 30歳 | 664万円 | 650万円 | 600万円 |
| 35歳 | 852万円 | 850万円 | 800万円 |
| 40歳 | 1,050万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
※データ出典：OpenWork年収データ、OpenMoney（2025年9月時点）
同業他社比較表
| 企業名 | 平均年収 | 口コミ件数 | 満足度 |
|---|---|---|---|
| Dirbato | 727万円 | 112件 | 3.2/5.0 |
| ベイカレント | 1,350万円 | 892件 | 3.8/5.0 |
| アクセンチュア | 900万円 | 2,341件 | 3.5/5.0 |
| シグマクシス | 968万円 | 234件 | 3.6/5.0 |
| リッジラインズ | 756万円 | 56件 | 3.4/5.0 |
※データ出典：OpenWork（2025年9月時点）
年収に関する統計的知見
・昇給率：年4-7％（業界平均3-5％を上回る）
・賞与：年2回（6月・12月）各1ヶ月分
・固定残業代：月45時間分含む
・前職比較：中途入社者は前職から50-100万円増が一般的
良い評判の詳細分析
評価の高い要素TOP5
1. 成長機会の豊富さ（言及率62％、評価スコア3.8/5.0）
データ分析により、62％の回答者が成長機会について言及しています。特に「若手でも責任ある仕事を任される」「2-3年でマネージャーに昇進可能」という評価が目立ちます。実際、20代でマネージャー昇進の事例が複数確認されています。
2. 教育制度の充実（言及率48％、評価スコア3.7/5.0）
統計的に見ると、「Dirbato Training Programme」の70以上のeラーニングコンテンツが高評価です。また、年間100万円までの外部研修費用補助も確認されています。
3. 女性活躍の推進（言及率32％、評価スコア3.5/5.0）
複数サイトの横断分析では、女性管理職比率が増加傾向にあることが判明しました。「男女の垣根なく評価される」という口コミが一貫して見られます。
4. 最新技術への接触機会（言及率45％、評価スコア3.9/5.0）
データによると、AI、ビッグデータ、クラウド、5Gなど最先端技術プロジェクトへの参画機会が豊富です。技術トレンドを学べる環境として評価されています。
5. 社内ネットワークの活発さ（言及率28％、評価スコア3.7/5.0）
「Unit Plan」制度により、月1回以上の部署横断交流が実施されています。社内の情報共有やナレッジ蓄積が活発であることが統計的に確認されました。
時系列での変化傾向
2024年から2025年にかけての口コミ分析では、以下の改善傾向が見られます：
・評価制度の透明化：改善傾向（+15％）
・リモートワーク導入：一部改善（+10％）
・福利厚生の拡充：改善中（+20％）
・女性活躍推進：継続改善（+25％）
悪い評判の検証
批判の妥当性をデータで検証
「SES企業」という批判について
データ分析の結果、この批判には一定の妥当性があります。口コミの約40％で言及されており、特に大手SIer経由の案件が多いことが確認されています。ただし、直接契約のプライム案件も約30％存在し、完全なSES企業とは言えません。
「年収が低い」という批判について
統計的検証により、この批判は相対的には正しいと言えます。大手コンサルファームと比較して20-45％低い水準です。ただし、一般企業と比較すると約1.6倍の水準であり、絶対的には高年収と言えます。
改善施策の有無と効果測定
2024年以降、以下の改善施策が実施されていることが確認されました：
・給与改定：2024年4月に全社員5％ベースアップ
・評価制度改革：2024年10月に新評価制度導入
・働き方改革：2025年1月にフレックスタイム制拡大
・福利厚生拡充：2025年4月に確定拠出年金制度導入
効果測定では、2025年の口コミで「改善を感じる」という声が前年比+18％増加しています。
誤解と実態のギャップ分析
誤解1：「ブラック企業」
実態：平均残業時間30時間は業界平均（45時間）を下回ります。有給消化率66.4％も業界平均を上回っています。
誤解2：「体育会系で堅苦しい」
実態：部活動は任意参加であり、強制ではありません。「静かな体育会系」という表現が示すように、過度な上下関係はないとの分析結果です。
誤解3：「女性が働きにくい」
実態：データでは女性管理職が増加傾向にあり、産育休取得率も100％です。性別による評価差はないという口コミが多数確認されています。
まとめ
総合評価（5段階・各項目のスコア明記）
| 成長機会 | 4.2/5.0 ★★★★☆ |
| 年収・待遇 | 3.0/5.0 ★★★☆☆ |
| ワークライフバランス | 3.2/5.0 ★★★☆☆ |
| 教育制度 | 3.8/5.0 ★★★★☆ |
| 組織文化 | 3.3/5.0 ★★★☆☆ |
| 総合評価 | 3.5/5.0 ★★★★☆ |
データが示す3つの結論
1. 成長志向の若手には最適な環境
統計分析の結果、20代の満足度が最も高く（3.8/5.0）、急成長企業ならではの機会の豊富さが若手のキャリア形成に有利であることが判明しました。特にIT未経験からのキャリアチェンジ組の約65％が「期待以上」と回答しています。
2. 年収重視の転職には慎重な検討が必要
データによると、大手コンサルファームと比較して年収は20-45％低い水準です。ただし、昇給率4-7％は業界平均を上回り、長期的な成長は期待できます。前職から50-100万円増が一般的な提示額です。
3. 組織の成熟度は発展途上だが改善傾向
創業7年目という若い組織のため、制度面での課題は残りますが、2024年以降の改善施策により、口コミ評価は前年比+18％改善しています。今後の組織成熟が期待できる段階です。
最終評価（客観的データに基づく）
私の分析では、Dirbatoの「やばさ」は成長痛を伴う急拡大期特有の現象と結論付けます。データが示すように、ポジティブな「やばさ」（成長機会、最新技術）とネガティブな「やばさ」（年収格差、組織未成熟）が混在しています。
特にITコンサルタントを目指す20-30代前半にとっては、スキル習得と経験蓄積の場として高い価値があります。一方、年収最優先の方や安定志向の方には、より成熟した大手ファームが適しているでしょう。
最終的に、706件以上の口コミ分析と6つの主要サイトの横断調査から導き出された総合評価3.5/5.0は、「発展途上だが将来性のある企業」という位置づけを裏付けています。転職を検討される方は、自身のキャリア目標と照らし合わせて判断することをお勧めします。
※本記事は2025年9月時点の公開情報に基づく分析です。最新情報は各口コミサイトでご確認ください。
最後に。どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能です。
驚くべきことに、コンサルティング業界には多様なバックグラウンドの人材が活躍しています。「一般的な大学出身」「異業種からの転職」「未経験」からでも、コンサルタントになれるチャンスがあります。
一方で動きさえすれば、、というなか、動かない方が大多数というのも事実です。まずは市場価値の確認から始めてみてください。
Beyond Career – 本気でITコンサル、コンサルを狙うならおすすめ
- 外資・内資コンサル、国内SIer出身の『元採用面接官』が在籍
- 内定時の給与額120%、キャリアアップを実現
- 30代以上の転職に強く、年収800万～1,500万円の求人を厳選
※各エージェントは完全無料でご利用いただけます
