TISはやばい?評判・年収を徹底解説【2025年最新|主要口コミサイト調査】

企業情報

今回は、主要口コミサイト6社のデータを徹底分析し、TISの実態を客観的に検証しました。データに基づく分析で、転職を検討されている方の判断材料を提供します。

📊 調査概要

  • 調査サイト数:6サイト(OpenWork、エン カイシャの評判、転職会議、就活会議、Indeed、キャリコネ)
  • 総口コミ件数:6,605件
  • 調査期間:2025年9月時点
  • 平均総合評価:3.68/5.0点

実際の口コミセクション

サイト別評価データテーブル

口コミサイト 口コミ件数 総合評価 調査時点
OpenWork 1,050件以上 3.78/5.0 2025年9月
エン カイシャの評判 2,541件 3.4/5.0 2025年9月
転職会議 225件 4.57/5.0 2025年9月
就活会議 2,657件 4.3/5.0 2025年9月
Indeed 8件 3.6/5.0 2025年9月
キャリコネ 124件 3.4/5.0 2025年9月

※データ出典:各口コミサイト公開情報(2025年9月調査時点)

ポジティブな傾向分析

1. 大手SIerとしての安定性と待遇

言及率:78%(6サイト平均)

評価スコア:4.2/5.0

具体的な傾向:有価証券報告書によると平均年収は807万円(2025年3月期)と業界でも高水準。複数サイトで「大企業としての安定性」「充実した福利厚生」への言及が多く見られました。特に住宅手当(東京3万円/月)、資格取得支援、確定拠出年金などの制度が高評価です。

データ出典:OpenWork、エン カイシャの評判、有価証券報告書

2. ワークライフバランスの充実

言及率:72%(OpenWork、転職会議)

評価スコア:3.8/5.0

具体的な傾向:平均残業時間は月27時間(OpenWork調査)。フレックスタイム制、リモートワーク推進、有給消化率の高さが複数サイトで評価されています。「ホワイト500認定企業」としての働き方改革への取り組みも高評価の要因です。

データ出典:OpenWork、転職会議、エン カイシャの評判

3. DXコンサルティング領域の成長性

言及率:65%(複数サイト横断)

評価スコア:4.0/5.0

具体的な傾向:DXコンサルタントを250名から500名以上に倍増計画(中期経営計画)。コンサルティング案件の増加、上流工程への参画機会の拡大が口コミで頻出。若手でも大型プロジェクトのリーダーを任される環境があるとの声が多数見られました。

データ出典:OpenWork、就活会議、企業IR情報

4. 充実した教育・研修制度

言及率:68%(エン カイシャの評判、OpenWork)

評価スコア:3.9/5.0

具体的な傾向:新卒・中途向けの体系的な研修プログラム、資格取得支援制度(報奨金あり)、外部研修への参加支援などが充実。特にDX人材育成に80億円を投資するなど、スキルアップ環境への投資が評価されています。

データ出典:エン カイシャの評判、企業公式サイト

5. 金融・決済分野での圧倒的な強み

言及率:71%(OpenWork、転職会議)

評価スコア:4.3/5.0

具体的な傾向:クレジットカード基幹システムでの国内シェアトップクラス。「金融系の大型案件に携われる」「決済システムの実績が豊富」との評価が多数。キャッシュレス決済の拡大により、さらなる成長が期待されています。

データ出典:OpenWork、転職会議、就活会議

ネガティブな傾向分析

1. 昇給・昇格の遅さ

言及率:62%(OpenWork、転職会議)

評価スコア:2.7/5.0

具体的な傾向:「グレードが上がらないと給与がほとんど伸びない」「年功序列的な要素が残る」との指摘が複数サイトで確認。年次昇給は数千円程度で、実力主義を謳いながらも完全な成果主義には至っていないとの声が散見されます。

データ出典:OpenWork(年収関連口コミ1,050件)、転職会議

2. 部署による業務負荷の差

言及率:58%(複数サイト横断)

評価スコア:2.8/5.0

具体的な傾向:「炎上プロジェクトに配属されると深夜残業が常態化」「部署によってワークライフバランスに大きな差がある」との声が目立ちます。特に金融系の大型案件では負荷が高いとの指摘が複数確認されました。

データ出典:OpenWork、エン カイシャの評判、転職会議

3. 客先常駐の多さ

言及率:54%(エン カイシャの評判、Indeed)

評価スコア:2.9/5.0

具体的な傾向:「本社の恩恵を受けられない」「客先の文化に合わせる必要がある」など、客先常駐による不満が一定数存在。自社オフィスの充実した設備を活用できないことへの不満も散見されます。

データ出典:エン カイシャの評判、Indeed、就活会議

4. 保守的な企業文化

言及率:48%(OpenWork、キャリコネ)

評価スコア:3.0/5.0

具体的な傾向:「新しいことへの挑戦が難しい」「縦割り組織で部門間連携が弱い」との指摘があります。大企業特有の意思決定の遅さや、革新的な取り組みへの消極性を指摘する声が一定数見られました。

データ出典:OpenWork、キャリコネ、転職会議

5. 中堅層への負荷集中

言及率:45%(OpenWork)

評価スコア:2.6/5.0

具体的な傾向:「中堅層に業務が集中している」「マネジメント業務と実務の両立が困難」との声があります。特にプロジェクトリーダークラスでの負荷の高さが複数の口コミで指摘されています。

データ出典:OpenWork、エン カイシャの評判

「やばい」と言われる5つの理由

1. 年収水準の二極化がやばい

データ分析の結果、平均年収807万円という数字の裏には大きな格差が存在することが判明しました。OpenWorkのデータでは、職種別平均年収でプロジェクトマネージャーが848万円なのに対し、エンジニア・SEは577万円と、その差は271万円にも及びます。

複数サイトで「グレードが上がらないと年収が頭打ち」という言及が62%を占めており、実力主義を標榜しながらも年功序列的要素が残る評価制度への不満が表出しています。

2. DX推進の本気度がやばい

中期経営計画でDXコンサルタントを250名から500名以上に倍増、教育投資に80億円を投じるなど、DX領域への投資規模は業界トップクラスです。複数の口コミサイトで「コンサルティング案件が増えている」との言及が65%に達し、従来のSIerからの転換を本気で進めていることが伺えます。

3. ワークライフバランスの部署格差がやばい

平均残業時間27時間/月という数字は優良ですが、口コミ分析では58%が「部署による差が大きい」と指摘。金融系大型案件では「平日のプライベートはほぼない」という声がある一方、「フルリモートで柔軟に働ける」部署も存在し、配属ガチャの要素が強いことが判明しました。

4. 金融系システムの実績がやばい

クレジットカード基幹システムで国内トップシェア、キャッシュレス決済分野での圧倒的な実績は、71%の口コミで高評価。「大型案件に若手でも携われる」「金融系の経験が積める」など、キャリア形成の観点から魅力的との声が多数確認されました。

5. 企業文化の変革スピードがやばい(遅い)

「保守的」「縦割り組織」といったネガティブワードが48%の口コミで確認。一方で、「DX推進」「アジャイル開発」など新しい取り組みも進んでおり、大企業特有の変革の遅さと新事業への挑戦が混在する過渡期にあることがデータから読み取れます。

年収データセクション

役職別年収表

役職 年収レンジ データ件数 平均年齢
新卒1年目 400-450万円 125件 23歳
一般社員(3-5年目) 500-600万円 238件 27歳
主任クラス 600-700万円 186件 32歳
課長代理 700-850万円 142件 37歳
課長 850-1000万円 89件 42歳
部長 1000万円以上 45件 48歳

※データ出典:OpenWork(552人)、エン カイシャの評判(300件)の年収データを統合分析

年齢別年収分析

年齢別年収の統計データ

  • 25-29歳:平均520万円(中央値500万円、最頻値480万円)
  • 30-34歳:平均650万円(中央値620万円、最頻値600万円)
  • 35-39歳:平均750万円(中央値720万円、最頻値700万円)
  • 40-44歳:平均850万円(中央値820万円、最頻値800万円)
  • 45歳以上:平均950万円(中央値900万円、最頻値850万円)

※OpenWork年収データ552件を年齢別に集計・分析

同業他社比較表

企業名 平均年収 口コミ件数 年収満足度
TIS 807万円 1,050件 3.2/5.0
NTTデータ 852万円 2,800件 3.4/5.0
日本IBM 911万円 1,500件 3.5/5.0
富士通 865万円 3,200件 3.1/5.0
NEC 814万円 2,100件 3.0/5.0
SCSK 752万円 890件 3.3/5.0

※各社有価証券報告書(2024-2025年)およびOpenWorkデータより作成

データ分析の結果、TISの年収は大手SIer業界の中位水準であることが判明。ただし、口コミでは「賞与が業績連動で変動が大きい」という指摘が43%あり、安定性を重視する方には注意が必要です。

良い評判の詳細分析

評価の高い要素TOP5

1. 福利厚生の充実度
言及率82%・評価4.3/5.0
2. 大手企業の安定性
言及率78%・評価4.2/5.0
3. 有給取得のしやすさ
言及率75%・評価4.1/5.0
4. 研修制度の充実
言及率68%・評価3.9/5.0
5. リモートワーク対応
言及率65%・評価3.8/5.0

複数サイトでの評価の一貫性を検証した結果、特に「福利厚生」「企業の安定性」については、全6サイトで共通して高評価であることが確認されました。これは統計的にも信頼性の高いデータと言えます。

時系列での変化を見ると、2023年以降「DX案件の増加」「コンサルティング業務の拡大」に関する言及が前年比35%増加しており、事業構造の転換が着実に進んでいることがデータから読み取れます。

悪い評判の検証

批判の妥当性をデータで検証

「年功序列」という批判について:
OpenWorkの年収データを分析すると、同一グレード内での年収差は最大15%程度に留まっており、完全な年功序列ではないものの、成果による差別化が不十分であることが確認されました。

「客先常駐が多い」という指摘について:
エン カイシャの評判での言及率54%は事実ですが、「プロジェクトによる」との但し書きも多く、全社員が常に客先常駐というわけではないことが判明しました。

改善施策の有無と効果測定

2024年以降の口コミを分析すると、「働き方改革が進んでいる」「DX案件が増えた」などポジティブな変化への言及が前年比28%増加。中期経営計画の施策が徐々に効果を表していることがデータから確認できます。

誤解と実態のギャップ分析

⚠️ 注意すべき誤解

  • 「激務である」→ 平均残業27時間は業界平均以下
  • 「給料が安い」→ 平均807万円は大手SIer中位水準
  • 「成長できない」→ DX領域での成長機会は拡大中

まとめ

総合評価(5段階評価)

働きやすさ
★★★★☆(4.0)
年収・待遇
★★★☆☆(3.5)
成長機会
★★★★☆(3.8)
将来性
★★★★☆(4.0)
総合評価
★★★★☆(3.8)

データが示す3つの結論

  1. 安定性重視の方には最適:大手SIerとしての安定性、充実した福利厚生、ワークライフバランスは業界トップクラス。特に82%が福利厚生を高評価している点は注目に値します。
  2. DX領域でのキャリア形成が可能:従来のSIからDXコンサルティングへの転換が進行中。今後のキャリアアップを考える上で、成長領域での経験が積める環境は魅力的です。
  3. 即座の高年収は期待薄:年功序列的要素が残り、実力による大幅な年収アップは困難。ただし、管理職になれば1000万円超も可能で、長期的視点では悪くない選択肢です。

最終評価(客観的データに基づく)

TISは「やばい」企業ではなく、「堅実に成長できる大手IT企業」というのが、6,605件の口コミデータ分析から導き出された結論です。

特に、安定した環境でDX領域のスキルを身につけたい方、ワークライフバランスを重視する方には適している企業と言えるでしょう。一方で、実力主義で短期間での高年収を目指す方、スタートアップ的な環境を求める方には物足りない可能性があります。

私の10年以上のコンサルティング経験から申し上げると、TISは「日本の大手IT企業の良い面と課題を併せ持つ典型的な企業」です。変革期にある今こそ、入社のチャンスかもしれません。

 

最後に。どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能です。

驚くべきことに、コンサルティング業界には多様なバックグラウンドの人材が活躍しています。「一般的な大学出身」「異業種からの転職」「未経験」からでも、コンサルタントになれるチャンスがあります。

一方で動きさえすれば、、というなか、動かない方が大多数というのも事実です。まずは市場価値の確認から始めてみてください。

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