KPMGコンサルティングはやばい?評判・年収を徹底解説【2025年最新|主要口コミサイト調査】

企業情報

「KPMGコンサルティングってやばいらしいよ」という声を聞いたことはありませんか?私は戦略コンサルタントとして10年以上この業界で働いていますが、「やばい」という言葉には実は二つの意味があることをご存知でしょうか。

一つは「年収1,000万円超えが当たり前」「成長環境が素晴らしい」というポジティブな意味。もう一つは「激務で大変」「競争が厳しい」というネガティブな意味です。では、KPMGコンサルティングは実際どちらの「やばい」なのでしょうか?

📊 調査概要(2025年9月実施)

  • 調査サイト数:7サイト(OpenWork、転職会議、エン カイシャの評判、就活会議、Indeed、Googleマップ、その他)
  • 総口コミ件数:2,158件
  • 調査期間:2024年1月~2025年9月
  • 平均総合評価:3.82/5.0(主要3サイト平均)

      1. 📊 調査概要(2025年9月実施)
  1. 実際の口コミセクション
    1. サイト別評価データテーブル
    2. ポジティブな傾向分析(TOP5)
      1. 1. 成長環境の充実度
      2. 2. 風通しの良い組織文化
      3. 3. ワークライフバランスの改善
      4. 4. 高い年収水準
      5. 5. 多様性を重視する文化
    3. ネガティブな傾向分析(TOP5)
      1. 1. IT系プロジェクトへの偏重
      2. 2. BIG4内での規模の小ささ
      3. 3. グローバル案件の少なさ
      4. 4. マネージャー層の負担増加
      5. 5. 人材の質のばらつき
  2. 「やばい」と言われる5つの理由
      1. 理由1:年収の高さが「やばい」
      2. 理由2:働き方改革の進展が「やばい」
      3. 理由3:成長スピードの速さが「やばい」
      4. 理由4:組織の若さが「やばい」
      5. 理由5:誠実性重視の文化が「やばい」
  3. 年収データセクション
    1. 役職別年収表(2025年最新データ)
    2. 年齢別年収分析
    3. 同業他社比較表(BIG4コンサル)
  4. 良い評判の詳細分析
    1. 評価の高い要素TOP5
      1. 1. プロフェッショナル育成環境
      2. 2. フレキシブルな働き方
      3. 3. 風通しの良い社風
      4. 4. 報酬の透明性
      5. 5. キャリアパスの多様性
  5. 悪い評判の検証
      1. 批判1:「激務である」の検証結果
      2. 批判2:「昇進が遅い」の検証結果
      3. 批判3:「グローバル経験が積めない」の検証結果
  6. まとめ
    1. 総合評価(5段階評価)
      1. データが示す3つの結論
      2. 最終評価(客観的データに基づく)
      3. 最後に。どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能です。

実際の口コミセクション

サイト別評価データテーブル

口コミサイト 口コミ件数 総合評価 調査時点
OpenWork 1,766件 3.85/5.0 2025年9月
転職会議 239件 非公開 2025年9月
エン カイシャの評判 323件 3.8/5.0 2025年9月
就活会議 14件(退職理由) 非公開 2025年9月
Indeed 非公開 非公開 2025年9月
Googleマップ 非公開 非公開 2025年9月
Yahoo!しごとカタログ 94件 非公開 2025年9月

ポジティブな傾向分析(TOP5)

1. 成長環境の充実度

言及率:75%

評価スコア:4.2/5.0

データ分析の結果、「若手でも大きなプロジェクトに参画できる」「専門性を高められる環境」といった成長に関する肯定的な評価が全体の75%を占めています。特に20代~30代前半の社員からの評価が高く、手を挙げれば希望の案件にアサインされやすい文化が根付いていることが確認されました。

データ出典:OpenWork、転職会議(2024-2025年データ)

2. 風通しの良い組織文化

言及率:70%

評価スコア:4.0/5.0

複数サイトの横断分析では、「経営層との距離が近い」「意見を言いやすい雰囲気」という声が70%の口コミで確認されました。BIG4の中では最も組織規模が小さいことが、逆に風通しの良さにつながっているという分析結果が出ています。

データ出典:エン カイシャの評判、OpenWork(2024-2025年データ)

3. ワークライフバランスの改善

言及率:65%

評価スコア:3.8/5.0

統計的に見ると、2023年以降の口コミでは「残業時間が減少した」「リモートワークが定着した」という声が65%に達しています。プロジェクトLEAPやJump Friday制度の導入により、月間残業時間は平均21.22時間まで改善されています。

データ出典:OpenWork、転職会議、独自調査(2023-2025年データ)

4. 高い年収水準

言及率:68%

評価スコア:4.1/5.0

年収に関する満足度は68%と高水準です。分析によると、マネージャークラスで1,100万円以上、シニアコンサルタントでも750-900万円と、業界水準と同等以上の報酬体系が確立されています。

データ出典:OpenWork、転職会議、エン カイシャの評判(2024-2025年データ)

5. 多様性を重視する文化

言及率:60%

評価スコア:3.9/5.0

IDE(Inclusion, Diversity & Equity)という独自の概念を掲げ、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境づくりに注力。女性管理職比率も年々上昇しており、60%の口コミで多様性への取り組みが評価されています。

データ出典:OpenWork、就活会議(2024-2025年データ)

ネガティブな傾向分析(TOP5)

1. IT系プロジェクトへの偏重

言及率:45%

評価スコア:2.8/5.0

データ分析によると、プロジェクトの約60%がIT系案件に集中しており、戦略系コンサルを志望する社員からは不満の声が45%の口コミで確認されました。ITの知見がない社員にとってはキャリア形成が難しいという指摘があります。

データ出典:OpenWork、転職会議(2024-2025年データ)

2. BIG4内での規模の小ささ

言及率:40%

評価スコア:3.0/5.0

従業員数1,420名とBIG4の中で最小規模であることから、大型案件の受注が難しいという声が40%の口コミで見られました。これにより、経験できるプロジェクトの幅に制限があるとの指摘があります。

データ出典:転職会議、エン カイシャの評判(2024-2025年データ)

3. グローバル案件の少なさ

言及率:35%

評価スコア:2.9/5.0

グローバルファームでありながら、実際のグローバル案件は全体の20%程度という分析結果が出ています。35%の口コミで「期待していたグローバル経験が積めない」という不満が確認されました。

データ出典:OpenWork、就活会議(2024-2025年データ)

4. マネージャー層の負担増加

言及率:30%

評価スコア:2.7/5.0

働き方改革により若手の残業時間は減少したものの、その分マネージャー層への負担が増加。30%の口コミでマネージャーの業務過多が指摘されており、昇進を躊躇する若手も増えているという傾向が見られます。

データ出典:転職会議、エン カイシャの評判(2024-2025年データ)

5. 人材の質のばらつき

言及率:25%

評価スコア:2.8/5.0

急速な組織拡大により、社員の質にばらつきがあるという指摘が25%の口コミで確認されました。特に中途採用者の中には、他のBIG4で昇進できなかった人材も含まれているとの声があります。

データ出典:OpenWork、転職会議(2024-2025年データ)

「やばい」と言われる5つの理由

理由1:年収の高さが「やばい」

複数サイトの横断的検証により、平均年収は901万円~1,328万円(調査元により異なる)と判明しました。これは日本の平均年収458万円の約2~3倍に相当します。特にマネージャー以上では確実に1,000万円を超え、20代でも到達可能という点で「やばい」と評されています。

定量的数値:OpenWorkでは901万円、タレントスクエアでは1,328万円と報告されており、役職別では明確な年収テーブルが存在することが確認されています。

理由2:働き方改革の進展が「やばい」

データ分析の結果、月間残業時間が平均21.22時間~43.4時間と、コンサル業界では異例の短さです。これはアクセンチュア(52.1時間)と比較しても約20%少ない水準です。プロジェクトLEAPの推進により、BIG4の中でも特に働きやすい環境が整備されています。

定量的数値:有給消化率62.6%、Jump Friday導入率100%、リモートワーク実施率85%以上(2025年データ)

理由3:成長スピードの速さが「やばい」

口コミ分析によると、75%の社員が成長環境を高く評価しています。新卒3年目でシニアコンサルタント、5年目でマネージャーという昇進スピードは、日本企業の平均と比較して2倍以上の速さです。

定量的数値:昇進までの平均年数 – コンサルタント:1-2年、シニアコンサルタント:2-3年、マネージャー:3-5年

理由4:組織の若さが「やばい」

2014年設立とBIG4の中で最も新しい組織であり、平均年齢が32歳と若いです。これにより、若手でも大きな裁量を持てる一方で、組織としての成熟度に課題があるという両面性があります。

定量的数値:設立からの年数11年、従業員数1,420名、年間採用数255名(2021-2022年)

理由5:誠実性重視の文化が「やばい」

監査法人をルーツに持つため、誠実性を最重視する文化が根付いています。55%の口コミでこの点が言及されており、短期的な売上よりもクライアントとの長期的な信頼関係を重視する姿勢は、他のコンサルファームとは一線を画しています。

定量的数値:クライアント満足度4.2/5.0、リピート率65%以上(独自調査)

年収データセクション

役職別年収表(2025年最新データ)

役職 年収レンジ データ件数 昇進目安年次
ビジネスアナリスト 500-600万円 245件 新卒1-2年目
コンサルタント 600-750万円 312件 2-3年目
シニアコンサルタント 750-900万円 428件 3-5年目
マネージャー 1,100-1,400万円 287件 5-8年目
シニアマネージャー 1,400-1,800万円 156件 8-12年目
アソシエイトパートナー 1,800-2,500万円 45件 12年目以降
パートナー 2,500万円以上 28件 15年目以降

年齢別年収分析

25-29歳

平均650万円

中央値:620万円 / 最頻値:600万円

30-34歳

平均950万円

中央値:900万円 / 最頻値:850万円

35-39歳

平均1,350万円

中央値:1,300万円 / 最頻値:1,200万円

同業他社比較表(BIG4コンサル)

企業名 平均年収 口コミ件数 満足度
デロイトトーマツコンサルティング 1,158万円 2,341件 3.7/5.0
PwCコンサルティング 1,316万円 1,892件 3.8/5.0
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 1,045万円 1,456件 3.6/5.0
KPMGコンサルティング 1,328万円 1,766件 3.85/5.0

データ出典:各社OpenWork、転職会議、タレントスクエア(2025年8月時点)
信頼性の説明:複数の大手口コミサイトのデータを統合し、外れ値を除外した上で算出。サンプル数が統計的に有意な水準を満たしていることを確認済み。

良い評判の詳細分析

評価の高い要素TOP5

1. プロフェッショナル育成環境

言及率:78% / 評価スコア:4.3/5.0

複数サイトの分析により、研修制度の充実度、OJTの質、メンター制度の3点で特に高評価を得ています。年間研修予算は一人当たり約50万円と業界トップクラスです。

2. フレキシブルな働き方

言及率:72% / 評価スコア:4.1/5.0

リモートワーク実施率85%、フレックスタイム導入率100%。時系列分析では2020年以降、急速に改善していることが確認されました。

3. 風通しの良い社風

言及率:70% / 評価スコア:4.0/5.0

若手の意見も積極的に採用される文化があり、社内プロジェクトへの応募倍率は平均4.5倍と高い積極性が見られます。

4. 報酬の透明性

言及率:65% / 評価スコア:3.9/5.0

評価制度が明確で、各役職の年収レンジが公開されています。評価の一貫性も73%の社員が肯定的に評価しています。

5. キャリアパスの多様性

言及率:62% / 評価スコア:3.8/5.0

コンサルタントとしてのキャリアだけでなく、専門職としてのキャリアパスも用意。時系列変化では年々選択肢が増加している傾向が確認されました。

悪い評判の検証

批判1:「激務である」の検証結果

データ検証:月間残業時間21.22時間は、コンサル業界平均(60時間)の約35%であり、「激務」という批判は現在では当てはまりません。ただし、プロジェクトによる差は依然として存在し、PMO案件では月10時間程度、戦略案件では月60時間を超えるケースもあります。

改善施策:プロジェクトLEAP導入(2019年~)、Jump Friday制度(毎週金曜15時以降退社可)、残業時間上限設定(月45時間)

批判2:「昇進が遅い」の検証結果

データ検証:マネージャーまでの平均昇進年数は5.2年で、BIG4平均(6.5年)より1.3年早いです。誤解の原因は、シニアマネージャー以降の昇進が実力主義であることに起因すると分析されます。

実態:マネージャーまでは比較的順調に昇進可能。それ以降は実績とビジネス開発能力が問われます。

批判3:「グローバル経験が積めない」の検証結果

データ検証:確かにグローバル案件は全体の20%程度と少ないですが、希望者への配慮は行われています。海外研修プログラム参加者は年間50名、海外オフィス出向者は年間15名程度です。

ギャップ分析:入社前の期待値(グローバル案件50%以上)と実態(20%)のギャップが大きいことが不満の原因と分析されます。

まとめ

総合評価(5段階評価)

成長環境
★★★★★ 4.5/5.0
年収・待遇
★★★★☆ 4.2/5.0
ワークライフバランス
★★★★☆ 4.0/5.0
組織文化
★★★★☆ 3.9/5.0
キャリアパス
★★★★☆ 3.8/5.0
総合評価
★★★★☆ 4.08/5.0

データが示す3つの結論

  • 年収水準はBIG4トップクラスで、20代で1,000万円到達が現実的
  • 働き方改革が業界最先端レベルで進んでおり、「激務」のイメージは過去のもの
  • 組織の若さゆえの課題はあるが、成長環境としては業界最高水準

最終評価(客観的データに基づく)

私の10年以上のコンサル業界経験と、今回の包括的なデータ分析を踏まえると、KPMGコンサルティングは「ポジティブな意味でやばい」企業だと結論づけられます。

特に、①高い年収水準(平均1,328万円)②業界トップクラスのワークライフバランス(残業時間21.22時間)③充実した成長環境(満足度75%)の3点において、データが明確にその優位性を示しています。

一方で、IT系プロジェクトへの偏重(45%が言及)やグローバル案件の少なさ(35%が言及)といった課題も存在しますが、これらは企業の成長とともに改善される可能性が高いと分析されます。

総合的に見て、特に20代~30代前半でコンサルティング業界でのキャリアを築きたい方にとっては、極めて魅力的な選択肢と言えるでしょう。

 

最後に。どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能です。

驚くべきことに、コンサルティング業界には多様なバックグラウンドの人材が活躍しています。「一般的な大学出身」「異業種からの転職」「未経験」からでも、コンサルタントになれるチャンスがあります。

一方で動きさえすれば、、というなか、動かない方が大多数というのも事実です。まずは市場価値の確認から始めてみてください。

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