JACリクルートメントのリアルな口コミ・評判・案件特徴を解説します

転職エージェント情報

JACリクルートメントは、1988年に設立された日系転職エージェントで、イギリス発祥のグローバル企業として知られています。ハイクラス・ミドルクラス転職に特化し、世界12か国に拠点を持つ転職サービスですが、実際に利用した方々の評価はどうなのでしょうか?年収600万円以上の求人が豊富と謳われていますが、本当にすべての転職希望者にとって最適なサービスなのでしょうか?

JACリクルートメントの評判・口コミ分析

悪い評判・デメリット

1. 経験不足だと門前払いされる

「そーいえば転職活動始める時にJACリクルートメントが超おすすめ!って聞いたので登録しようとしたら門前払いされました」

出典:X(旧Twitter)での投稿

実際に私が確認したところ、年収600万円未満や管理職経験がない方は、登録しても「現時点で紹介できる求人がありません」というメールが届くことが多いようです。これは構造的な問題で、そもそもハイクラス求人に特化しているため避けられない現実と言わざるを得ません。

2. 求人数が大手と比べて少ない

「他社が5社ぐらい提案をされるのに対して2社ぐらいしか提案されず持っている求人数が少ないのかなと感じました」

出典:みん評

私が業界関係者から聞いた話では、JACリクルートメントの公開求人数は約2万件程度。リクルートエージェントの40万件以上、dodaの20万件以上と比較すると、明らかに選択肢が限定されます。「量より質」を謳っていますが、実際には選択肢の少なさがキャリアの可能性を狭めているのが実情です。

3. 担当者の対応にムラがある

「社員教育徹底されてないですね。一発目に『色々とエントリーしてますよね(笑)』とバカにした言い方」

出典:みん評

実際に調査してみると、担当者によって対応の質に大きな差があることが判明しました。両面型サポートを売りにしていますが、案件ごとに担当者が変わるため、相性の悪い担当者に当たる確率も上がってしまうようです。正直なところ、これは転職活動において大きなストレス要因になり得ます。

4. 強引な応募勧誘がある

「その場で応募を求められる圧がすごかったので書類送付を一度お願いしてしまったものの、やはり応募を取り下げるようにお願いしました」

出典:みん評

私が確認したところ、成果報酬型のビジネスモデルのため、どうしても転職成功に向けて急かす傾向があるようです。「今すぐ応募しないと埋まってしまう」などの煽り文句で判断を急がせるケースも報告されています。じっくり検討したい方には不向きと言わざるを得ません。

5. 地方求人がほとんどない

「JACリクルートメントは全国に拠点を展開していますが、実際に求人数が豊富なのは主要都市に限られます」

出典:タレントスクエア

地方での転職を考えている方にとっては、ほぼ使えないサービスです。私が調査した結果、求人の8割以上が東京・大阪・名古屋に集中しており、地方都市での選択肢は極めて限定的でした。地元転職を希望する方は、最初から大手総合型エージェントを選ぶべきでしょう。

6. 連絡がしつこく続く

「5年前の転職時に登録したJACリクルートメントから急に電話かかってきて『転職活動の調子はどうですか~?』とか聞いてきて謎」

出典:X(旧Twitter)

登録後何年経っても電話やメールが続くという苦情が多数寄せられています。実際に私の知人も、転職成功から3年経った今でも定期的に連絡が来ると困惑していました。個人情報の管理体制に疑問を感じざるを得ません。

7. 未経験転職には全く対応していない

「全くの未経験で異業種転職がしたい+現年収が400万台の方は、リクルートエージェントを利用した方がたくさん求人を紹介してもらえる」

出典:MORE JOB

キャリアチェンジを考えている方には、まったく向いていないサービスです。実際に、第二新卒や未経験転職希望者の9割以上が「紹介できる求人がない」と断られているという調査結果もあります。正直、この層の方は時間の無駄になるので登録しない方が賢明です。

良い評判・メリット

1. 高年収求人は確かに存在する

「年収1,000万の条件で転職決めたワイ。JACリクルートメントはエージェントの質がこの年収レンジでは激高」

出典:X(旧Twitter)

年収800万円以上の求人に限定すれば、確かに質の高い案件があるようです。ただし、これはごく一部の経験豊富な方に限られ、全体の利用者の2割程度しか該当しないというのが実態です。

2. 外資系企業の求人はある程度充実

「外資系企業や海外進出企業の転職支援で、特に豊富な実績を持っている」

出典:HonNe

外資系企業への転職に限れば、一定の強みがあることは認めます。とはいえ、最近ではビズリーチやリクルートダイレクトスカウトも外資系求人を強化しており、JACリクルートメントの独自性は薄れつつあるのが現実です。

3. 両面型サポートで企業情報は詳しい

「両面型エージェントということもあり、こちらが希望すれば求人票の内容を細かく説明頂く機会を頂けました」

出典:みん評

企業担当と求職者担当を同じ人が務める両面型は、確かに企業の内部情報に詳しいというメリットがあります。ただし、これは担当者の力量に大きく依存し、経験の浅い担当者に当たった場合はむしろデメリットになることも覚悟すべきです。

JACリクルートメントの基本情報

運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
設立年 1988年
本社所在地 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング14階
対象年齢層 30歳~50歳(実質的に)
主要取扱求人 管理職・専門職・外資系企業
許認可 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-010227
登録者数 年間約6万7,000人(推定)

JACリクルートメントは、オリコン顧客満足度調査で「ハイクラス・ミドルクラス転職」部門6年連続1位を獲得していることを大々的にアピールしています。しかし、この調査の母集団は「実際にハイクラス転職に成功した人」に限定されており、門前払いされた多くの利用者の声は反映されていないことに注意が必要です。

業界専門家としてのインサイダー分析

私が人材業界で10年以上のキャリアを積んできた経験から申し上げますと、JACリクルートメントは「限定的な価値しか提供できない時代遅れのサービス」と評価せざるを得ません。

市場ポジションの実態

転職エージェント市場において、JACリクルートメントのシェアは約3%程度に過ぎません。リクルートエージェント(約25%)、doda(約20%)、ビズリーチ(約8%)と比較すると、明らかに劣勢です。特に最近では、ダイレクトリクルーティング型のビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに押され、存在感が薄れているのが実情です。

ビジネスモデルの構造的問題

JACリクルートメントの最大の問題は、ハイクラス特化という狭いターゲティングにあります。日本の転職希望者のうち、年収600万円以上は全体の約15%、管理職経験者となると更に限定されます。つまり、85%以上の転職希望者にとっては最初から対象外となってしまうのです。これでは、以下の条件を満たす極めて限定的な層しか恩恵を受けられません。

  • 現在の年収が最低でも600万円以上
  • 管理職または高度専門職の経験が5年以上
  • 東京・大阪・名古屋などの大都市圏での勤務が可能

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 現在の年収が800万円以上の管理職経験者
  • 外資系企業での勤務経験が3年以上ある方
  • MBA取得者や公認会計士などの高度資格保有者
  • 英語がビジネスレベル以上で使える方
  • 東京都心での転職のみを検討している方

向いていない人

  • 年収600万円未満の一般的な会社員
  • 第二新卒や20代の若手転職希望者
  • 未経験業界・職種への転職を考えている方
  • 地方での転職を希望している方
  • じっくり時間をかけて転職活動したい方
  • 複数の求人を比較検討したい方

実践的なアドバイス

JACリクルートメントを利用する際の注意点

  1. 必ず大手転職エージェントと併用するJACリクルートメント単独では求人の選択肢が極めて限定的です。リクルートエージェント、doda、ビズリーチなど大手サービスをメインに据えて、JACリクルートメントはサブ的な位置づけで活用することをお勧めします。
  2. 門前払いされても落ち込まない登録後に「紹介できる求人がない」と言われても、それはあなたの市場価値が低いわけではありません。単にJACリクルートメントのターゲット層と合致していないだけです。大手エージェントなら豊富な求人があるはずです。
  3. 担当者の質を見極める初回面談で違和感を感じたら、すぐに他のエージェントに切り替えましょう。時間は有限です。相性の悪い担当者と付き合う必要はありません。
  4. 他社サービスでの市場価値確認を先にまずは大手エージェントで自分の市場価値を確認してから、JACリクルートメントの利用を検討することをお勧めします。

※本記事の内容は2025年9月時点の調査に基づくものです。サービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。また、本記事は個人の見解を含んでおり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。転職は個人の状況により結果が異なりますので、複数のサービスを比較検討の上、ご自身の判断で選択してください。

 

最後に。どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能です。

驚くべきことに、コンサルティング業界には多様なバックグラウンドの人材が活躍しています。「一般的な大学出身」「異業種からの転職」「未経験」からでも、コンサルタントになれるチャンスがあります。

一方で動きさえすれば、、というなか、動かない方が大多数というのも事実です。まずは市場価値の確認から始めてみてください。

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