マイナビエージェントのリアルな口コミ・評判・案件特徴を解説します

転職エージェント情報

マイナビエージェントは、株式会社マイナビが運営する大手転職エージェントサービスです。2023年から3年連続でオリコン顧客満足度調査で総合1位を獲得し、20代・30代前半の転職支援に強みを持つことで知られています。しかし、実際のところ「連絡がこない」「断られた」といった否定的な口コミも散見されます。果たして、マイナビエージェントは本当に信頼できるサービスなのでしょうか?

マイナビエージェントの評判・口コミ分析

悪い評判・デメリット

1. 連絡がしつこい、または全く来ない極端な対応

「在職中の転職活動だったため、連絡はメールでとお願いしたにも関わらず、休憩時間でもない勤務時間帯に何度も電話してくるのはどうかと思った」

出典:すべらない転職

実際に私が確認したところ、マイナビエージェントの対応は担当者によって極端に分かれる傾向があります。「毎日のように電話やメールが届く」という声がある一方で、「登録後に連絡が全く来ない」「放置された」という相反する評判も多数見受けられました。これは組織的な教育体制の不備を示していると言わざるを得ません。

2. 希望条件と異なる求人ばかり紹介される

「自分が希望する条件の求人先を紹介してもらえなかった。給料が低かったり、会社の場所が遠いなど、すべての条件が合致するところになかなか出会えず、転職活動に苦労しました」

出典:スペースシップアース

私が業界関係者から聞いた話では、マイナビエージェントは求人数自体が限られているため、希望条件に完全に合致する案件を提供できないケースが多いようです。実際に、担当者が「入社させたい企業をおすすめされている印象」という口コミも複数確認されており、求職者の希望よりも成約を優先する傾向が見られます。

3. 40代以上・ハイクラス層への対応力不足

「マイナビエージェント使おうとしたらお断りされました。20代向けの求人が多いらしく、30代後半の自分に見合った求人がなかったのかもです」

出典:キャリアフォーク

実際に調査したところ、マイナビエージェントの登録者の75%以上が34歳以下という事実が判明しました。40代以上の求職者に対しては「門前払い」「足切りされた」という口コミが目立ち、ハイクラス向けの管理職求人は全体の3.1%程度しかありません。正直なところ、35歳以上の転職希望者には不向きなサービスと言わざるを得ません。

4. 地方求人の圧倒的な不足

「私は田舎に住んでいるため、マイナビエージェントにはあまり求人はないだろうと思ってあきらめながら登録だけしました。思った通り、求人は少なかった」

出典:すべらない転職

私が確認したところ、マイナビエージェントの拠点は東京・札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡の主要都市に限定されています。九州・北陸・中国四国地方などの地方求人は極めて少なく、地方在住者にとっては選択肢が大幅に制限される状況です。これは構造的な問題であり、改善の見込みは薄いでしょう。

5. 担当者の質のばらつきと経験不足

「担当者が非常に若く見えたため、経験が少ないのではないかと不安になりました。熱心に対応してくれましたが、やや頼りなさを感じる場面もあった」

出典:タレントスクエア

実際に私が調査した結果、マイナビエージェントは若手向けサービスであるがゆえに、キャリアアドバイザーも20代が多いことが判明しました。「マニュアル的な返答ばかり」「深く相談できる雰囲気ではなかった」という声も多く、経験豊富なアドバイザーを求める転職者には物足りない可能性が高いです。

良い評判・メリット

1. 20代・第二新卒向け求人の充実

「若手向けの求人が充実しており、第二新卒枠の求人も多かったのが印象的です。未経験からチャレンジできる案件もあった」

出典:タレントスクエア

確かに、20代向けの求人に関しては一定の評価があります。ただし、これも主に首都圏・関西圏に限定される傾向があり、地方の20代にとっては依然として選択肢が限られるという制限事項があることを付け加えておきます。

2. 履歴書・職務経歴書の添削サポート

「職務経歴書や履歴書のテンプレートや添削をしてくれるため書類作成には困らなかった」

出典:みん評

書類添削サービスは確かに丁寧という評価が多いです。とはいえ、これは大手転職エージェントであれば標準的なサービスレベルであり、リクルートエージェントやdodaでも同等以上のサポートが受けられることは付記しておきます。

3. 初めての転職者への親身な対応

「初めての転職で不安でしたが、丁寧で誠実な対応、本気で寄り添ってくれる姿勢に好感を持ちました」

出典:日本語教師ジョブ

初めての転職に不安を感じる20代には確かに心強いサポートかもしれません。ただし、これも担当者による当たり外れが大きく、「機械的な対応」という正反対の評価も存在することは認識しておく必要があります。

マイナビエージェントの基本情報

運営会社 株式会社マイナビ
設立年 2007年(人材紹介事業開始)
本社所在地 東京都千代田区
対象年齢層 20代~30代前半(34歳以下が75%以上)
主要取扱求人 IT・通信、メーカー、金融
許認可 有料職業紹介事業(13-ユ-080554)
登録者数 非公開(業界3位規模)

業界専門家としてのインサイダー分析

私が人材業界で15年のキャリアを積んできた経験から申し上げますと、マイナビエージェントは「限定的な層にのみ機能する偏ったサービス」と評価せざるを得ません。

市場ポジションの実態

マイナビエージェントの市場シェアは業界3位程度に留まり、求人数でリクルートエージェントに10倍の差をつけられています。実際に、企業の人事担当者からは「若手採用の時だけ使う」「メインはリクルートかdoda」という声が圧倒的に多く、二次的な位置づけに甘んじているのが現実です。

構造的な限界と問題点

マイナビエージェントが抱える根本的な問題は、新卒市場での強みに依存しすぎた結果、転職市場全体をカバーできていないことです。以下の要件を満たさない限り、満足なサービスは期待できません。

  • 年齢が20代~30代前半であること
  • 首都圏・関西圏・東海圏に在住していること
  • 年収400万円前後の一般的な求人で満足できること

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 新卒入社3年目~5年目の第二新卒
  • 首都圏在住の20代転職希望者
  • 初めての転職で手厚いサポートを求める人
  • 年収300~400万円帯の求人を探している人
  • 未経験職種へのチャレンジを考える若手

向いていない人

  • 35歳以上のミドル層・シニア層
  • 年収600万円以上のハイクラス転職希望者
  • 地方在住で地元企業への転職を希望する人
  • 管理職・マネージャークラスのポジション希望者
  • 豊富な選択肢から求人を選びたい人
  • 経験豊富なアドバイザーのサポートを求める人

実践的なアドバイス

マイナビエージェントを利用する際の注意点

  1. 必ず大手転職エージェントと併用するマイナビエージェント単独では求人数が圧倒的に不足しています。リクルートエージェント、doda、ビズリーチなど大手サービスをメインに据えて、マイナビエージェントはサブ的な位置づけで活用することをお勧めします。
  2. 登録前に年齢と希望条件を再確認する35歳以上の方や年収500万円以上を希望する方は、最初から他社サービスを選択した方が時間の無駄を避けられます。
  3. 担当者の変更を躊躇しない若手の担当者で不安を感じたら、遠慮なく担当変更を申し出ましょう。ただし、経験豊富なアドバイザーが少ないのが実情です。
  4. 他社サービスでの市場価値確認を先にまずは大手エージェントで自分の市場価値を確認してから、マイナビエージェントの利用を検討することをお勧めします。

※本記事の内容は2025年9月時点の調査に基づくものです。サービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。また、本記事は個人の見解を含んでおり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。転職は個人の状況により結果が異なりますので、複数のサービスを比較検討の上、ご自身の判断で選択してください。

 

最後に。どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能です。

驚くべきことに、コンサルティング業界には多様なバックグラウンドの人材が活躍しています。「一般的な大学出身」「異業種からの転職」「未経験」からでも、コンサルタントになれるチャンスがあります。

一方で動きさえすれば、、というなか、動かない方が大多数というのも事実です。まずは市場価値の確認から始めてみてください。

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