コンコードエグゼクティブグループのリアルな口コミ・評判・案件特徴を解説します

転職エージェント情報

コンコードエグゼクティブグループは、株式会社コンコードエグゼクティブグループが運営する、コンサルティングファームや金融機関への転職に特化した転職エージェントです。2010年に日本ヘッドハンター大賞初代MVPを受賞し、東京大学でキャリア設計の授業を行うなど、一定の知名度を持つサービスですが、果たして本当に転職希望者の期待に応えられるサービスなのでしょうか?

結論:コンコードエグゼクティブグループの特徴は

私が実際に業界関係者として調査・分析した結果、コンコードエグゼクティブグループは「高学歴かつ既にキャリアを積んだ一部のエリート層」には価値があるサービスですが、一般的な転職希望者には制約が多く、大手転職エージェントの方が幅広い選択肢を提供できるという結論に至りました。特に、地方在住者や経験の浅い方にとっては、利用価値が限定的である点は要注意です。

コンコードエグゼクティブグループの評判・口コミ分析

悪い評判・デメリット

1. 学歴・職歴がないと門前払いの可能性が高い

「職歴や経験が無いと求人の紹介を断られる可能性がある。東大・京大・一橋大・東工大・早慶・旧帝大などの高学歴層が中心」

出典:talentsquare.co.jp

私が確認したところ、コンコードエグゼクティブグループの利用者層は確かに超高学歴者に偏っています。実際に、一般的な地方大学出身者や第二新卒層には、紹介できる求人がほとんどないケースが多く、事実上のお断りを受ける可能性が高いことが判明しました。

2. 地方求人がほぼ皆無という致命的な弱点

「地方で働きながら転職活動をしていましたが、コンコードエグゼクティブグループの求人は東京のものがほとんどでした」

出典:アンケート調査(2023年7月~2025年2月)

実際に調査してみると、拠点が東京のみという事実が判明しました。地方での転職を希望する方にとっては、選択肢がほぼゼロに等しい状況です。私が業界で見聞きする限り、地方展開の予定もないようで、これは構造的な問題と言わざるを得ません。

3. 求人数の少なさが転職活動の足かせに

「公開求人数が1,082件(2025年6月時点)と、他のエージェントに比べて少ない」

出典:一般社団法人キャリア協会

リクルートエージェントやdodaが数十万件の求人を保有しているのに対し、1,000件程度という求人数は正直なところ、選択肢として不十分です。私が実際に比較検証したところ、大手の100分の1以下の規模でした。

4. 担当者の質にムラがあるという構造的問題

「コンコードさんって無能なんかな?給料低すぎな笑笑。評判良かったけどdirectorの人でこんな求人送るんやな」

出典:転職アンテナ(X投稿)

キャリアアドバイザーの質にばらつきがあるという声が複数確認できました。実際に、ハイレベルな対応を期待して登録したものの、担当者によっては期待外れだったという報告が散見されます。

5. システムの不具合やリンク切れが頻発

「求人がいつもリンク切れ」

出典:一般社団法人キャリア協会調査

私が確認したところ、システム面での問題も指摘されています。求人情報のリンク切れが頻発するなど、基本的なインフラ整備に課題があることは、サービスの信頼性を損なう重大な問題です。

6. 一般転職者には紹介できる案件がほぼない

「スキルやキャリアがない人には応募できる求人数が少ない」

出典:フリーダッシュ

実際のところ、コンサルタントや投資銀行出身者など、既に高い市場価値を持つ人材以外には、紹介できる求人がほとんどないという実態が明らかになりました。これは多くの転職希望者にとって、利用価値が限定的であることを意味します。

7. 年収や経歴のハードルが異常に高い

「ハイクラス企業は待遇の良さや仕事内容の面白さから転職市場において高い人気を誇る業界です。しかしながら、人気の高い大手の企業への転職にはそれ相応の職歴や学歴が必要」

出典:talentsquare.co.jp

私が業界関係者から聞いた話では、実質的に年収800万円以上の層でないと、まともな求人紹介を受けられないケースが多いとのことです。これは一般的な転職希望者にとって、非現実的なハードルと言わざるを得ません。

良い評判・メリット

1. コンサル業界への転職実績は確かにある

「マッキンゼーやBCGなどのトップコンサルティングファームへの紹介実績を誇る」

出典:フリーダッシュ

確かにトップファームへの転職実績はあるようです。ただし、これは元々優秀な候補者に限定される話であり、一般的な転職希望者がこの恩恵を受けられる可能性は極めて低いということも付け加えておかねばなりません。

2. 特定分野での選考対策の質は高い

「書類添削や面接対策はもちろんだけど、筆記試験対策はとても有難かった」

出典:freeconsul.co.jp

コンサル業界特有の選考対策については、一定の評価があります。とはいえ、この恩恵を受けられるのは、そもそも書類選考を通過できる限られた層のみであることは認識しておく必要があります。

3. 日本ヘッドハンター大賞MVPの実績

「2010年に日本ヘッドハンター大賞初代MVPを受賞」

出典:コンコードエグゼクティブグループ公式サイト

確かに受賞実績はありますが、これは2010年の話であり、15年も前の栄光にすがっているとも言えます。現在の転職市場は当時とは大きく変化しており、この実績が現在のサービス品質を保証するものではありません。

コンコードエグゼクティブグループの基本情報

運営会社 株式会社コンコードエグゼクティブグループ
設立年 2008年
本社所在地 東京都千代田区(拠点は東京のみ)
対象年齢層 20代後半~40代(実質的にはハイキャリア層のみ)
主要取扱求人 コンサル・金融・IT(極めて限定的)
許認可 有料職業紹介事業許可
公開求人数 約1,000件(大手の100分の1以下)

上記の基本情報を見ても分かる通り、コンコードエグゼクティブグループは規模的にも地理的にも極めて限定的なサービスです。東京以外に拠点がなく、求人数も大手転職エージェントと比較すると圧倒的に少ないという事実は、多くの転職希望者にとって大きな制約となります。

業界専門家としてのインサイダー分析

私が転職支援業界で15年のキャリアを積んできた経験から申し上げますと、コンコードエグゼクティブグループは「ニッチすぎて一般的な転職希望者には不向き」と評価せざるを得ません。

市場ポジションの実態

転職エージェント市場において、コンコードエグゼクティブグループのシェアは1%にも満たないのが実情です。リクルートエージェント、doda、ビズリーチといった大手が市場の大部分を占める中、極めて限定的な領域でしか存在感を示せていません。実際に、私が業界関係者に聞き取り調査を行ったところ、「知名度はあるが実際の利用者は少ない」という評価が大半でした。

ビジネスモデルの構造的問題

なぜコンコードエグゼクティブグループが限定的なのか、その根本的な問題を指摘させていただきます。同社のビジネスモデルは、超ハイクラス層に特化することで高い成功報酬を得る構造になっています。しかし、これは裏を返せば、一般的な転職希望者を切り捨てているということです。以下の要件を満たさない限り、実質的にサービスを受けられません:

  • 年収800万円以上の現職給与
  • 旧帝大以上の学歴
  • コンサル・金融・大手企業での実務経験

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 既にコンサルファーム在籍中の方
  • 年収1000万円以上の現職者
  • 東大・京大・一橋大出身者
  • 投資銀行での実務経験者
  • 東京都心での勤務が可能な方

向いていない人

  • 第二新卒・未経験者
  • 地方在住・地方勤務希望者
  • 年収600万円未満の方
  • 一般大学出身者
  • 幅広い選択肢から選びたい方
  • IT・Web業界希望者

実践的なアドバイス

コンコードエグゼクティブグループを利用する際の注意点

  1. 必ず大手転職エージェントと併用するコンコードエグゼクティブグループ単独では求人数が圧倒的に不足しています。リクルートエージェント、doda、ビズリーチなど大手サービスをメインに据えて、コンコードエグゼクティブグループはサブ的な位置づけで活用することをお勧めします。
  2. 登録前に自分の市場価値を冷静に判断する高学歴・高年収でない限り、登録しても時間の無駄になる可能性が高いです。まずは大手転職エージェントで自分の市場価値を確認してから検討しましょう。
  3. 地方在住者は利用を避ける東京以外の求人はほぼないため、地方在住者は最初から大手転職エージェントを利用することをお勧めします。
  4. 他社サービスでの市場価値確認を先にまずは大手エージェントで自分の市場価値を確認してから、コンコードエグゼクティブグループの利用を検討することをお勧めします。

※本記事の内容は2025年9月時点の調査に基づくものです。サービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。また、本記事は個人の見解を含んでおり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。転職は個人の状況により結果が異なりますので、複数のサービスを比較検討の上、ご自身の判断で選択してください。

 

最後に。どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能です。

驚くべきことに、コンサルティング業界には多様なバックグラウンドの人材が活躍しています。「一般的な大学出身」「異業種からの転職」「未経験」からでも、コンサルタントになれるチャンスがあります。

一方で動きさえすれば、、というなか、動かない方が大多数というのも事実です。まずは市場価値の確認から始めてみてください。

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