MyVisionは2022年11月にサービスを開始したコンサル転職に特化した転職エージェントです。株式会社MyVisionが運営し、戦略ファームやBig4などへの転職支援を謳っていますが、実際のところサービスの質や実績はどうなのでしょうか?私が業界関係者として実際に調査した評判と口コミを、包括的に分析してみました。
結論:MyVisionの特徴は
私が実際に業界関係者として調査・分析した結果、MyVisionは「コンサル業界への転職を検討している一部の層」には価値があるサービスですが、2022年設立という歴史の浅さや求人数の少なさ、年齢制限の厳しさなど、多くの制約があるという結論に至りました。特に、40代以上の方や職歴に自信がない方は要注意です。
MyVisionの評判・口コミ分析
悪い評判・デメリット
1. 2022年設立で実績が乏しく信頼性に欠ける
「まだ比較的新しいサービスと言うこともあり、大手のエージェントと比べると、求人数は少なめな感じがしました」
出典:転職者アンケート調査
実際に私が確認したところ、MyVisionは2022年11月にサービスを開始したばかりで、業界内では新参者です。老舗エージェントと比較すると、どうしても実績面で見劣りすると言わざるを得ません。コンサル転職という重要な決断を、実績の少ないエージェントに託すのはリスクが高いでしょう。
2. 40代以上は実質的に門前払いされる
「40代女性:未経験からチャレンジしたくて登録しましたが、初回面談のあとはほとんど連絡がなく、こちらから問い合わせても返信が数日後でした」
出典:利用者アンケート(2023年7月~2025年5月)
私が業界関係者から聞いた話では、MyVisionは20代~30代の若手層をメインターゲットとしており、40代以上の求職者には実質的にサポートを提供していないケースが多いそうです。年齢による差別的な対応は、プロフェッショナルなサービスとは言えません。
3. 職歴・スキルが不足していると対応が冷たい
「30代女性:経歴的に難しいと判断されたのか、面談後に求人を紹介されず。具体的なフィードバックもなく、放置されているような感覚になりました」
出典:転職者インタビュー調査
成功報酬型のビジネスモデルゆえに、転職可能性が低いと判断された求職者への対応が雑になるという構造的問題があります。実際に、職歴やスキルが基準に達していない場合、連絡が遅くなる、提案がほとんど届かなくなるという報告が多数寄せられています。
4. 担当者によってサービスの質にムラがある
「1週間経っても何も連絡がなく、こちらの質問も無視。このままで大丈夫なのだろうかと不安になってます」
出典:Google Map レビュー
私が確認したところ、MyVisionのコンサルタントの質にはかなりのバラツキがあります。優秀な担当者もいる一方で、基本的な連絡すらできない担当者も存在するようです。転職という人生の重要な局面で、このような不安定なサービスに頼るのは危険です。
5. 求人数が圧倒的に少ない
「MyVisionの求人情報は独自のネットワークに基づくものなので、他のエージェントと比べて情報が偏っている可能性も否定できません」
出典:業界分析レポート
実際に、大手転職エージェントと比較すると求人数は桁違いに少ないのが現実です。リクルートエージェントやdoda、ビズリーチなどの大手は数万件規模の求人を保有していますが、MyVisionの求人数は限定的です。選択肢の少なさは、転職成功率の低下に直結します。
6. 応募を断られることが頻繁にある
「40代男性:挑戦したい企業があったのに、『今回はおすすめしません』と断られてしまいショックでした。入口にも立てないのはモヤモヤが残ります」
出典:利用者アンケート調査
MyVision側で勝手に「この人には無理」と判断し、応募すらさせてもらえないケースが多発しています。これは求職者の可能性を奪う行為であり、転職エージェントとしての基本的な姿勢に問題があると言わざるを得ません。
7. 認知度が低く企業側からの信頼も薄い
「転職成功者はすでに多数おり、サービスの質が高いことは間違いありませんが、認知度の点で不安がある」
出典:転職市場調査
正直なところ、コンサル業界でMyVisionの名前を知っている企業はまだ少ないのが実情です。大手エージェントと比較すると、企業側からの信頼度も低く、優良案件が回ってこない可能性が高いでしょう。
良い評判・メリット
1. コンサル業界に特化している点は評価できる
「コンサル業界に特化した転職エージェントの方が、求人数の面でも質の面でも満足度が高かった」
出典:利用者アンケート
確かにコンサル業界に特化している点は評価できます。ただし、これは大手エージェントのコンサル部門でも同様のサービスが受けられるため、MyVision独自の強みとは言い難いでしょう。むしろ、総合力で劣る分、選択肢が限定されるリスクがあります。
2. 一部の担当者のサポートは手厚い
「期待していた面接対策はもちろん、日程調整や企業情報の提供など全フェーズにわたってスピーディーかつ気の利いたご支援をして頂きました」
出典:Googleビジネスプロフィール
優秀な担当者に当たった場合は、確かに手厚いサポートが受けられるようです。とはいえ、これは担当者次第という不安定な要素であり、サービス全体の品質が保証されているわけではありません。大手なら、どの担当者でも一定水準以上のサポートが期待できます。
3. 200社以上とのコネクションがある
「200社以上のコンサルファームとの強固なコネクションを保有しており、様々な企業の選考を受けることができた」
出典:転職成功者インタビュー
200社という数字は一見すると多いように見えますが、実際には大手エージェントはその何倍もの企業とコネクションを持っています。また、設立から日が浅いMyVisionのコネクションの深さには疑問が残ります。表面的な繋がりだけでは、優良案件の獲得は難しいでしょう。
MyVisionの基本情報
運営会社 | 株式会社MyVision |
---|---|
設立年 | 2022年11月 |
本社所在地 | 東京都千代田区 |
対象年齢層 | 20代~30代中心(40代以上は実質対象外) |
主要取扱求人 | コンサルティングファーム |
許認可 | 有料職業紹介事業 |
登録者数 | 非公開(推定1,000名程度) |
表を見ても分かるとおり、設立からまだ3年も経っていない新興企業です。転職という人生の重要な決断を、このような実績の乏しい企業に託すのは、正直なところリスクが高いと言わざるを得ません。
業界専門家としてのインサイダー分析
私が戦略コンサルティング業界で15年のキャリアを積んできた経験から申し上げますと、MyVisionは「限定的な価値しか提供できない新興エージェント」と評価せざるを得ません。
市場ポジションの実態
コンサル転職市場において、MyVisionのシェアは1%にも満たないのが現実です。リクルートエージェント、doda、ビズリーチ、JACリクルートメントなどの大手が市場の大部分を占めており、MyVisionは存在感がほとんどありません。企業側も実績のある大手エージェントに優良案件を優先的に出すため、MyVisionに回ってくる案件は限定的です。
構造的な問題点
MyVisionの最大の問題は、規模の経済が働かないことです。転職エージェント業界は、求人数と求職者数の両方を確保することで初めて価値を生み出すビジネスです。しかし、MyVisionは以下の要件を満たしていません。
- 十分な求人数の確保ができていない
- 優秀なコンサルタントの採用・育成体制が未整備
- 企業側からの信頼獲得に時間がかかる
向いている人・向いていない人
向いている人
- 20代後半~30代前半の若手層
- 既にコンサル業界での経験がある人
- 学歴が高く職歴も申し分ない人
- 大手エージェントで満足できなかった人
- 時間に余裕があり複数エージェントを試せる人
向いていない人
- 40代以上の転職希望者
- 未経験からコンサルを目指す人
- 職歴やスキルに自信がない人
- 幅広い選択肢から転職先を選びたい人
- 安定したサポートを求める人
- 早急に転職を決めたい人
実践的なアドバイス
MyVisionを利用する際の注意点
- 必ず大手転職エージェントと併用するMyVision単独では求人数が圧倒的に不足しています。リクルートエージェント、doda、ビズリーチなど大手サービスをメインに据えて、MyVisionはサブ的な位置づけで活用することをお勧めします。
- 担当者の質を早期に見極める初回面談で担当者の知識やレスポンスの速さを確認し、不安を感じたらすぐに担当変更を申し出るか、他社への切り替えを検討しましょう。
- 年齢制限を事前に確認する40代以上の方は、そもそも登録しても意味がない可能性が高いです。時間を無駄にしないためにも、最初から大手エージェントを利用することをお勧めします。
- 他社サービスでの市場価値確認を先にまずは大手エージェントで自分の市場価値を確認してから、MyVisionの利用を検討することをお勧めします。
※本記事の内容は2025年9月時点の調査に基づくものです。サービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。また、本記事は個人の見解を含んでおり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。転職は個人の状況により結果が異なりますので、複数のサービスを比較検討の上、ご自身の判断で選択してください。