ローランド・ベルガー 選考対策・面接対策|ヨーロッパ系戦略ファームの傾向と対策

企業情報

  1. この記事でわかること
  2. はじめに:ローランド・ベルガーの選考における特徴
    1. 選考における独自の特徴
    2. 企業概要
    3. 主な事業領域
    4. 評判・年収・キャリアの特徴
      1. 年収レンジ(経験者採用)
      2. キャリアパス
      3. RBならではの特徴
  3. 選考フローの全体像【中途採用】
    1. 中途採用の特徴
  4. ケース面接対策:ローランド・ベルガー社の傾向と対策
    1. 実際のケース例と解き方
      1. ケース例1: 自動車部品メーカーの収益性改善
      2. ケース例2: エネルギー企業のデジタル変革
  5. よくある不合格パターン
    1. フレームワーク依存型の思考
    2. 実装視点の欠如
    3. 欧州文化・グローバル視点の軽視
    4. 過度な自己主張または謙遜
  6. 内定者インタビュー【実例】
    1. 元IT企業プロジェクトマネージャー
      1. なぜローランド・ベルガーを選んだか
      2. 選考中に意識していたこと
      3. 他ファームとの違いを感じた点
    2. 製造業出身コンサルタント
      1. 転職のきっかけと選考準備
      2. 選考の決め手になったと思うこと
  7. まとめ:合格のカギは「実務的な専門性と協働精神」
    1. 1. 専門性の具体的提示
    2. 2. 実装視点の重視
    3. 3. 協働マインドセット
  8. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. コンサル未経験でも中途採用に応募できますか?
    2. Q2. 中途採用の募集タイミングはいつですか?
    3. Q3. MBBなど他のコンサルファームとの選考の違いは?
    4. Q4. 英語力はどの程度必要ですか?
    5. 最後に。コンサル転職時の年収相場(キャリア別)
      1. どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能

この記事でわかること

  • ローランド・ベルガーの中途採用選考の全体像と独自の特徴
  • 欧州系ファームならではの選考プロセスと評価基準
  • 内定獲得のための実践的なケース面接対策と合格ポイント

はじめに:ローランド・ベルガーの選考における特徴

コンサルティング業界の中でも、ヨーロッパ、特にドイツを起源とするローランド・ベルガー(Roland Berger)は、独自の企業文化と選考プロセスを持っています。私が10年以上関わってきた採用コンサルティングの経験から言えるのは、同社の選考は「論理的思考力と同時にクリエイティビティ」が非常に重視される点が特徴的です。

選考における独自の特徴

多くの応募者が見落としがちなのは、ローランド・ベルガーが「単なる分析力」だけでなく「クライアントとの協働による価値創造」を重視している点です。これは面接時の受け答えやケース解決アプローチに大きく影響します。

企業概要

創業: 1967年、ドイツ・ミュンヘン

創業者: ローランド・ベルガー氏

グローバル拠点: 35カ国以上、50オフィス超

日本オフィス: 1991年設立(東京)

ファームの特徴:

  • 欧州最大の戦略コンサルティングファーム
  • パートナー主導の独立系ファーム
  • 日系企業・公共セクターとの取引実績が豊富
  • 実務的なアプローチと実装支援の強み

主な事業領域

領域 特徴と強み
コーポレート戦略 企業変革・組織再編、M&A戦略立案、PMI支援
オペレーション改革 製造業・物流・サプライチェーン最適化に強み
業界特化コンサルティング 自動車・輸送機器、エネルギー、製薬・ヘルスケア、金融サービスなど
デジタルトランスフォーメーション デジタル戦略、新規事業開発、テクノロジー活用

評判・年収・キャリアの特徴

年収レンジ(経験者採用)

  • コンサルタント: 800万〜1,200万円
  • プロジェクトマネージャー: 1,200万〜1,800万円
  • プリンシパル: 1,800万〜2,500万円
  • パートナー: 3,000万円〜

※経験・スキルにより変動します

キャリアパス

MBBと比較して:

  • 比較的早いタイミングでのマネジメント経験
  • グローバル案件への参画機会が多い
  • 業界特化型のエキスパートキャリア構築が可能
  • 欧州クライアントとの協働機会

RBならではの特徴

  • フラットな組織文化と意思決定
  • 日独ハイブリッドな企業文化
  • 欧州流の長期視点でのキャリア育成
  • ワークライフバランスへの配慮

選考フローの全体像【中途採用】

ローランド・ベルガーの中途採用プロセスは、他の戦略ファームと一部異なる特徴があります。私が見てきた限り、「実務経験の質」と「人間性」をより重視する傾向が見られます。また、プロジェクト単位での急募が出ることも特徴的です。

選考ステップ 所要時間 評価ポイント 合格率目安
1. 書類選考 1〜2週間
  • 職務経験の質と関連性
  • 学歴・資格
  • リーダーシップ経験
約25〜30%
2. 適性検査・オンラインテスト 60〜90分
  • 論理的思考力
  • 数理的能力
  • 英語力(TOEIC 800点相当以上推奨)
約50〜60%
3. 1次面接 60分程度
  • 経歴・実績の詳細確認
  • 基本的なケース面接
  • コミュニケーション能力
約30〜40%
4. 2次面接 90分程度
  • 複雑なケース面接
  • 専門性・業界知識の確認
  • クライアント対応力
約30〜35%
5. 最終面接(パートナー面接) 60〜90分
  • カルチャーフィット
  • 長期的なキャリアビジョン
  • ローランド・ベルガーへの適合性
約50〜60%

中途採用の特徴

ある程度の経験があるポジションでは、ポジションや求められるスキルセットによって選考ステップが短縮されるケースもあります。特に、特定業界の専門家として採用する場合は、ケース面接よりも専門知識や実績を重視する傾向にあります。

また、採用動向は四半期ごとのプロジェクト状況に左右されることが多く、タイミングも重要な要素になります。ポジション・経験によっては全工程が2週間程度で完了することも珍しくありません。

ケース面接対策:ローランド・ベルガー社の傾向と対策

ローランド・ベルガーのケース面接は、MBBなどの米系ファームとはいくつかの点で異なります。特に「実務的な視点」と「クライアント企業との協働」を重視したケース設計が特徴的です。

項目 ローランド・ベルガーの特徴 対策ポイント
出題形式
  • 実際のプロジェクトベースのケース
  • 業界特化型の詳細ケース
  • クライアントとの協働場面を想定したロールプレイ
  • ローランド・ベルガーの得意領域(製造、自動車、エネルギーなど)のケースを重点的に対策
  • 実装フェーズまで含めた解決策の検討
評価ポイント
  • 論理的思考と同時に創造的アプローチ
  • 数値分析だけでなく、定性的要素の考慮
  • 実務経験の活かし方
  • クライアント視点での実現可能性
  • 分析と同時に「実装」や「変革管理」まで言及
  • ステークホルダー分析と合意形成プロセスの提案
  • 自身の経験を活かした具体例の提示
よくある出題テーマ
  • 製造業のオペレーション最適化
  • 新規事業戦略・市場参入
  • コスト削減・組織再編
  • デジタルトランスフォーメーション
  • 欧州市場でのビジネス展開
  • 各テーマの業界トレンドと最新動向の把握
  • 欧州と日本の市場差異の理解
  • 業界特化型のフレームワーク習得
面接官のスタイル
  • 対話型・協働型の面接スタイル
  • 途中での介入・方向修正が多い
  • 実務経験に基づく掘り下げ質問
  • 柔軟なマインドセットと軌道修正能力
  • 面接官との良好な関係構築を意識
  • 質問に対するオープンな姿勢

実際のケース例と解き方

ケース例1: 自動車部品メーカーの収益性改善

問題設定: 「ドイツの自動車部品メーカーが日本市場での収益性低下に悩んでいます。どのように分析し、改善策を提案しますか?」

理想的なアプローチ:

  1. 問題の構造化と初期仮説の設定
    • 収益性低下の要因分析(売上・コスト両面から)
    • 日独の市場環境差異の確認
  2. データリクエストと分析
    • 製品ごとの収益性分析
    • コスト構造の内訳(固定費・変動費)
    • 競合との比較分析
  3. 根本原因の特定
    • 日本の自動車メーカーの調達慣行の影響
    • 現地サプライチェーンとの連携不足
    • 製品スペックと市場ニーズのミスマッチ
  4. 解決策の提案
    • 日本市場向け製品のローカライズ戦略
    • 現地サプライヤーとのアライアンス構築
    • 営業アプローチの日本市場適応
    • 実装計画と変革管理プロセスの設計(ローランド・ベルガーで特に重視)

ケース例2: エネルギー企業のデジタル変革

問題設定: 「大手エネルギー企業がデジタルトランスフォーメーションを進めたいと考えています。どのような戦略と実行計画を提案しますか?」

ローランド・ベルガー流のアプローチ:

  1. 現状のデジタル成熟度評価
    • 業務プロセス・システム・組織体制の分析
    • デジタル人材とスキルギャップの特定
  2. 優先領域の特定
    • 顧客接点のデジタル化
    • オペレーション効率化
    • データ活用によるビジネスモデル変革
  3. デジタル変革ロードマップの設計
    • クイックウィン施策と中長期施策の整理
    • 必要な投資規模と予想ROIの算出
  4. 実装アプローチと変革管理
    • 段階的導入計画と組織変革の同期
    • 経営層の関与とガバナンス設計
    • デジタル人材の育成・獲得計画
    • 社内抵抗への対処と変革促進策

※特に下線部の「実装アプローチと変革管理」はローランド・ベルガーのケースで重視される部分です。単なる戦略提案にとどまらず、実際にどう実行するかまで踏み込んだ提案が評価されます。

よくある不合格パターン

フレームワーク依存型の思考

教科書的なフレームワークを機械的に適用するだけでは、ローランド・ベルガーの選考では評価されません。特に実務経験者には「経験に基づく独自の視点」が求められます。

対策: 基本フレームワークを出発点としつつも、自身の経験や業界知識をもとにカスタマイズした分析アプローチを示しましょう。

実装視点の欠如

理論的に正しい解決策でも、実際のビジネス環境での実現可能性や導入プロセスに言及しないケースが多く見られます。

対策: 解決策を提案する際は必ず「どのように実装するか」「どのような障壁があり、どう乗り越えるか」まで言及しましょう。

欧州文化・グローバル視点の軽視

ローランド・ベルガーは欧州系ファームとして、グローバルな視点や異文化理解を重視します。日本市場だけを前提とした狭い視野での解答は評価されません。

対策: グローバル事例や欧州市場の知識をアピールし、異なる文化的背景を持つクライアントとの協働経験があれば強調しましょう。

過度な自己主張または謙遜

日本人応募者に多いのが「謙遜しすぎてアピール不足」のケースです。一方で、チームワークを軽視した過度な自己主張も不合格要因となります。

対策: 自身の貢献を具体的に説明しながらも、チームでの協働や周囲への敬意を示すバランスの取れた自己アピールを心がけましょう。

内定者インタビュー【実例】

A

元IT企業プロジェクトマネージャー

30代前半・MBA取得・IT業界7年経験

なぜローランド・ベルガーを選んだか

「大手コンサルファームをいくつか検討しましたが、ローランド・ベルガーを選んだ理由は大きく3つあります。まず、製造業とデジタル領域の融合に強みを持っていたこと。私のIT背景を活かしながら製造業の変革に携われる点に魅力を感じました。次に、欧州企業の文化や考え方に触れられる環境。そして何より面接を通じて感じた人間関係の質の高さです。パートナーとの面接で、単なる採用面接ではなく、ビジネスパートナーとしての対話ができた点が決め手になりました。」

選考中に意識していたこと

「私が最も意識したのは『自分の専門性をどう活かせるか』を具体的に示すことでした。IT企業での経験をただ羅列するのではなく、それがローランド・ベルガーのクライアントにどう価値を提供できるかを具体例とともに説明しました。また、ケース面接では論理的思考を示すと同時に、実務者としての視点も忘れずに伝えるよう心がけました。特に、解決策の実装フェーズで起こりうる課題とその対応策にまで踏み込んで答えたことが評価されたようです。」

他ファームとの違いを感じた点

「選考プロセスを通じて感じた最大の違いは、『人間性』と『専門性』のバランスを重視している点です。他ファームではケース面接の正確さや分析スキルがより重視される印象でしたが、ローランド・ベルガーでは『この人とクライアントに一緒に行けるか』という視点での評価が強かったです。また、面接官からの質問も『正解を求めるもの』というよりは、『一緒に問題を解決していく過程を見るもの』という印象でした。そのため、わからないことは正直に伝え、面接官との対話を通じて解決していくスタイルが合っていると感じました。」

B

製造業出身コンサルタント

30代後半・エンジニアリング背景・大手製造業10年経験

転職のきっかけと選考準備

「製造業でのエンジニアとしての経験を活かしながら、より広い視野でビジネス変革に関わりたいと考え、コンサルティングへの転身を決意しました。ローランド・ベルガーを志望したのは、製造業・特に欧州系企業との取引実績が豊富だったからです。選考準備では、一般的なケース対策書籍に加えて、製造業特化型のケース問題を重点的に練習しました。また、実務経験からの具体例をいくつも用意し、どんな質問にも実例ベースで答えられるよう準備しました。」

選考の決め手になったと思うこと

「振り返ると、自分の専門領域(製造プロセス最適化)について深い知見を示せたことが評価されたと思います。特に最終面接では、過去の具体的なプロジェクトを詳細に説明し、その中でどのようにステークホルダーとの合意形成を行ったかという実装面での経験をアピールしました。また、欧州メーカーとの協業経験があったことも有利に働いたようです。面接官からは『あなたの経験はすぐにクライアント価値につながる』というフィードバックをいただきました。ローランド・ベルガーは即戦力となる専門性と、クライアントとの協働能力を非常に重視していると感じました。」

まとめ:合格のカギは「実務的な専門性と協働精神」

ローランド・ベルガーの中途採用選考で成功するためのポイントは以下の3点に集約されます:

1. 専門性の具体的提示

自身の専門分野における深い知見と、それがクライアントにどう価値を提供できるかを具体的に示すことが重要です。特に実務経験者には、理論だけでなく「実践知」が求められます。

2. 実装視点の重視

ローランド・ベルガーは「戦略だけでなく実行支援までカバーする」ファームです。ケース面接でも、解決策の実現可能性や導入プロセス、変革管理の視点までカバーすることが高評価につながります。

3. 協働マインドセット

ローランド・ベルガーの企業文化は「クライアントとの協働による価値創造」を重視します。面接全体を通して、対話型のコミュニケーションと協調性を示すことが重要です。

「MBBに落ちたからローランド・ベルガー」という考え方は通用しません。同社は欧州系ファームとしての独自の強みと文化を持ち、それに共感し、貢献できる人材を求めています。選考対策においては、一般的なコンサルティングスキルの準備に加えて、同社の特色や文化への理解を深めることが内定への近道となるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. コンサル未経験でも中途採用に応募できますか?

A. 基本的には実務経験者を前提とした採用が主流ですが、特定の業界や専門領域で顕著な実績がある場合は検討の余地があります。例えば、デジタル領域の専門家や特定産業での経営層経験者など、クライアントに直接価値提供できる知見を持つ方は採用される可能性があります。ただし、その場合もケース面接などの基本的な選考プロセスはあるため、十分な準備が必要です。

Q2. 中途採用の募集タイミングはいつですか?

A. ローランド・ベルガーの中途採用は基本的に通年で行われていますが、四半期ごとのプロジェクト状況によって募集ポジションや採用活動の活発度が変動します。特に4-5月と10-11月は比較的採用活動が活発になる傾向にあります。また、特定のプロジェクトや専門領域でのニーズが発生した際に急募が出ることもあるため、定期的にキャリアサイトや人材紹介会社の情報をチェックすることをお勧めします。

Q3. MBBなど他のコンサルファームとの選考の違いは?

A. 主な違いは以下の点にあります:

  • 専門性重視: MBBがゼネラリスト的な問題解決能力を重視するのに対し、ローランド・ベルガーは特定領域の専門性をより評価する傾向があります
  • 実装フェーズの重視: 戦略立案だけでなく、実行支援までを視野に入れた思考が求められます
  • 欧州的ビジネス文化: 長期的視点や持続可能性、ステークホルダー間のバランスを重視する欧州的価値観への理解が問われます
  • 面接スタイル: より対話的で協働的な面接スタイルが特徴的です

Q4. 英語力はどの程度必要ですか?

A. ローランド・ベルガー東京オフィスでは、日本語を主要言語としながらも、グローバルファームの一員として英語力も重視されます。一般的には、日常的なビジネスコミュニケーションと資料作成ができるレベル(TOEIC 800点以上目安)が求められます。特にグローバルプロジェクトや外資系クライアント案件に携わるポジションでは、より高い英語力が要求されることがあります。面接プロセスの中で、一部英語での質疑応答が含まれることもあるため、基本的な英語でのケース対応も準備しておくことをお勧めします。

免責事項: 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としたものであり、ローランド・ベルガー社の公式見解を示すものではありません。選考プロセスや評価基準は時期や状況により変更される可能性があるため、最新情報は同社の公式サイトや採用担当者にご確認ください。また、内定を保証するものではないことをご了承ください。

 

最後に。コンサル転職時の年収相場(キャリア別)

キャリア層 MBA・名門大出身 大手企業経験者 その他バックグラウンド
20代 600〜1,000万円 600〜900万円 550〜800万円
30代 1,000〜1,800万円 900〜1,600万円 800〜1,400万円
40代以上 1,800万円〜 1,400〜2,000万円 1,200〜1,800万円

※大手コンサルファームの相場です。スキルや実績により上記以上になることも珍しくありません

どんなバックグラウンドからでもコンサル転職は可能

驚くべきことに、コンサルティング業界には多様なバックグラウンドの人材が活躍しています。「一般的な大学出身」「異業種からの転職」「未経験」からでも、コンサルタントになれるチャンスがあります。

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