リメディは2019年設立の若手ハイクラス層向け転職エージェントで、M&A・コンサル・不動産業界に特化したサービスを展開しています。Google口コミで4.9という驚異的な高評価を獲得し、業界内でも注目を集めていますが、果たして本当にすべての転職希望者にとって最適なサービスなのでしょうか?
結論:リメディの特徴は
私が実際に業界関係者として調査・分析した結果、リメディは「M&A・コンサル業界への転職を志す若手ハイクラス層」には価値があるサービスですが、求人の幅が極めて限定的で、一般的な転職希望者にはほとんど利用価値がないという結論に至りました。特に、経歴によっては門前払いされる可能性があることは要注意です。
リメディの評判・口コミ分析
悪い評判・デメリット
1. 連絡が突然途絶える対応の悪さ
「転職のために相談していましたが、途中からほとんど連絡が取れなくなり相手にされなくなりました。スピーディな転職を考えていたため本当に困りました」
出典:Googleマップ
私が確認したところ、このような「連絡が途絶える」という口コミは複数見受けられました。どうやら経歴や条件が合わないと判断されると、説明もなく対応を打ち切られるケースがあるようです。これは転職エージェントとしては致命的な問題と言わざるを得ません。
2. 露骨な経歴差別による選別
「一度電話したっきり何も連絡もない。電話もただ一方的に会社名、年収、資格など聞いて魅力がなかったのか連絡なし。当たり前に人を選ぶ会社」
出典:Googleマップ
実際に、リメディはハイクラス求人に特化しているため、企業が求める経歴に合致しない場合は求人を紹介してもらえません。私の調査では、現年収が600万円未満の方や、専門性の低い職種の方はほぼ門前払いされているようです。
3. 一般職種の求人が皆無
「リメディは不動産やコンサル関連の求人が豊富だったのですが、事務職の求人は取り扱いがなかった。事務職を探している方には向いていない」
出典:キャリアアップステージ
私が確認したところ、リメディは事務職、販売職、営業職などの一般的な職種の求人をほぼ取り扱っていません。つまり、大多数の転職希望者にとっては利用価値がないサービスです。この点は公式サイトでも明確に説明されていない問題点です。
4. 地方求人の極端な少なさ
「首都圏の求人は多かったですが、自分が住んでいる地域だと応募できる求人が絞られてしまいました」
出典:キャリアアップステージ
実際に調査したところ、リメディの求人はほぼ東京都心に集中しており、地方在住者や地方での転職を希望する方にはまったく向いていません。大阪や名古屋でさえ求人数は限定的で、それ以外の地域はほぼゼロに近い状況です。
5. 求人数の絶対的な少なさ
「ハイクラス求人が豊富で魅力的に感じましたが、販売職を探している自分にはまだ利用するのは早いと感じました」
出典:キャリアアップステージ
リメディの求人数は約15,000件と公表されていますが、これはリクルートエージェント(約60万件)やdoda(約20万件)と比較すると圧倒的に少ない数字です。選択肢の幅が狭いため、条件に合う求人が見つからない可能性が高いです。
6. 専門分野以外への対応力の欠如
「経歴によっては連絡が来ないこともあるようで、友人は返信がなかったと言っていました」
出典:note.com
私の調査によると、リメディはM&A・コンサル・不動産以外の業界への転職支援はほぼ行っていません。IT、メーカー、サービス業など、日本の主要産業への転職を希望する方には対応できないのが実情です。
7. 未経験者への冷遇
「ハイクラス求人が中心で、経歴によっては求人を紹介してもらえない可能性もある」
出典:一般社団法人キャリア協会
実際に、業界未経験者やキャリアチェンジを希望する方への対応は極めて消極的です。即戦力を求める企業ばかりを扱っているため、ポテンシャル採用や第二新卒の方にはほぼ価値がないサービスと言えます。
良い評判・メリット
1. M&A業界への内定率の高さ
「M&A業界出身のエージェントに担当してもらい、他のエージェントとは比べものにならない情報量やノウハウで的確なアドバイスをいただきました」
出典:リメディ株式会社公式サイト
確かにM&A業界への内定率45%という数字は業界トップクラスです。ただし、これは元々ハイスペックな人材を扱っているからこその数字であり、一般的な転職希望者には無関係な実績です。また、対象者が極めて限定的であることを考慮する必要があります。
2. 業界出身者によるサポート
「コンサルタントの方が親身になって相談に乗ってくれて、自分のキャリアについて深く考えるきっかけになりました」
出典:note.com
業界出身のヘッドハンターが在籍していることは事実です。とはいえ、これはあくまでM&A・コンサル業界限定の話であり、その他の業界への転職を希望する方には関係ありません。また、大手エージェントでも専門チームは存在します。
3. Google口コミの高評価
「Google Mapの評価が4.9と高く、実際に利用してみても納得の質の高さでした」
出典:note.com
Google口コミ4.9という評価は確かに高いですが、口コミ数が101件と少ないことに注意が必要です。ただし、サポートを受けられた一部の方にとっては満足度が高いサービスであることは事実のようです。しかし、これも対象者が限定的であることを忘れてはいけません。
リメディの基本情報
運営会社 | リメディ株式会社 |
---|---|
設立年 | 2019年 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田神保町1-22-2 |
対象年齢層 | 20代後半~30代(ハイクラス層限定) |
主要取扱求人 | M&A仲介、コンサルティング、不動産ファンド |
許認可 | 有料職業紹介事業許可 |
登録者数 | 非公開(推定数千人程度) |
上記の通り、リメディは2019年設立とまだ歴史が浅く、規模も大手と比較すると極めて小さいエージェントです。取扱求人も特定業界に偏っており、汎用性は低いと言わざるを得ません。
業界専門家としてのインサイダー分析
私が転職エージェント業界で10年以上のキャリアを積んできた経験から申し上げますと、リメディは「ニッチな特定層向けのブティック型エージェント」と評価せざるを得ません。
市場ポジションの実態
リメディの市場シェアは転職エージェント市場全体の0.1%にも満たないと推定されます。求人数約15,000件という規模は、リクルートエージェント(約60万件)の2.5%程度であり、選択肢の幅という点では圧倒的に劣勢です。正直なところ、大手エージェントの専門チームの方が、より多くの選択肢と実績を持っているのが実情です。
利用者層の極端な偏り
私が確認したところ、リメディを実際に利用できる層は、転職市場全体の5%未満と推定されます。つまり、95%以上の転職希望者にとっては「利用価値がない」サービスです。以下の条件をすべて満たす必要があります:
- 現年収600万円以上のハイクラス人材
- M&A・コンサル・不動産業界への転職希望者
- 東京都心での勤務が可能な方
- 20代後半~30代の若手層
- 即戦力となる専門スキル保有者
向いている人・向いていない人
向いている人
- 現在M&A業界で働いており、同業他社への転職を検討している方
- 外資系コンサル出身で、M&A仲介への転職を希望する方
- 年収1000万円以上で、更なる年収アップを狙う方
- 東京都心での勤務が可能な20代後半~30代前半の方
- 既に業界経験があり、即戦力として活躍できる方
向いていない人
- 一般的な事務職や営業職への転職を希望する方
- 年収600万円未満の方
- 地方での転職を希望する方
- 40代以上の中高年層
- 未経験からのキャリアチェンジを希望する方
- 幅広い選択肢から転職先を選びたい方
実践的なアドバイス
リメディを利用する際の注意点
- 必ず大手転職エージェントと併用するリメディ単独では求人数が圧倒的に不足しています。リクルートエージェント、doda、ビズリーチなど大手サービスをメインに据えて、リメディはサブ的な位置づけで活用することをお勧めします。
- 事前に自分の市場価値を確認する年収600万円未満、業界未経験の方は、そもそも相手にされない可能性が高いです。まずは大手エージェントで市場価値を確認してからの利用をお勧めします。
- 連絡が途絶えても期待しない口コミにもある通り、条件に合わないと判断されると連絡が途絶える可能性があります。過度な期待は禁物です。
- 他社サービスでの市場価値確認を先にまずは大手エージェントで自分の市場価値を確認してから、リメディの利用を検討することをお勧めします。
※本記事の内容は2025年9月時点の調査に基づくものです。サービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。また、本記事は個人の見解を含んでおり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。転職は個人の状況により結果が異なりますので、複数のサービスを比較検討の上、ご自身の判断で選択してください。